飴色玉ねぎをカレーやグラタンなどに使うと、独特の風味・旨味がプラスされて一気に高級感が増します。基本通り普通に作ると少し時間がかかってしまいますが、飴色玉ねぎには簡単な時短調理方法があります。ゆとりの時間を作るため、ちょっと覚えておきたい自炊時短テクニックをご紹介します。
飴色玉ねぎとは?
飴色玉ねぎとは、玉ねぎを長時間炒めて加熱することで、メイラード反応により飴色(茶色・キャラメル色)になった玉ねぎのことです。メイラード反応とは、加熱により、糖・アミノ酸などの間でメラノイジンという褐色物質ができる反応です。
メイラード反応が起こると、さまざまな香気成分が発生し、それぞれが混じり合い、独特の風味・香りが出てきて、食材に深みが増します。飴色玉ねぎも、普通の色の玉ねぎよりも旨味と香りが強くなり、飴色玉ねぎを料理に入れると、料理の味が格段に上がります。
飴色玉ねぎを使う料理
- カレー
- シチュー
- スープ
- グラタン
- ハンバーグ
- コロッケ
- パスタソース
- 餃子
- オムレツなど
飴色玉ねぎの時短調理のやり方
飴色玉ねぎの作り方で一番わかりやすい作り方は、薄くスライスした玉ねぎを、油(サラダ油・オリーブオイルなど)をしいたフライパンで弱火で炒める方法でしょう。この方法は、手順が少ないので簡単そうに見えますが、焦げつかないように炒めるのが難しく、できあがるまで30分から40分、長いときには50分程度かかることもあり、根気と時間が必要です。
飴色玉ねぎの時短調理のやり方はたくさんありますが、以下のやり方は家庭でも手軽に取り入れやすく、簡単にできるのでおすすめです。
電子レンジを使う
炒める前に、電子レンジで加熱しておくと、炒める時間を短くすることができます。量・スライスの厚みなどにもよりますが、500W〜600Wで玉ねぎが半透明になるまで加熱してから炒めましょう。
電子レンジであらかじめ加熱することで、約15分で炒め終わるまで時間を短くすることができます。つまり、50%以上の時短が目指せるということです。
電子レンジの時短効率
時短効率50%以上(20分以上の時短)
※編集部独自の見解です。
一度冷凍してから炒める
スライスした玉ねぎを一度冷凍し、凍った状態でフライパンで炒めることで、炒める時間を短くすることができます。この方法で時短できるのは、冷凍することで玉ねぎの組織が破壊されてやわらかくなり、火の通りが良くなっているからです。
炒める量などにもよりますが、冷凍してから炒めると、約15分で炒め終わるまで時間を短くすることができます。つまり、この方法も50%以上の時短が目指せることになります。
冷凍することの時短効率
時短効率50%以上(20分以上の時短)
※編集部独自の見解です。
みじん切りにして炒める
みじん切りにすることで、水気が飛びやすくなり火が通りやすくなります。玉ねぎの食感を残したい場合はあまり適さないやりかたですが、ハンバーグなどの場合は、むしろスライスよりもみじん切りした方が食感はよくなります。
みじん切りにすることで、約15分で炒め終わるまで時間を短くすることができます。つまり、この方法も50%以上の時短が目指せることになります。
みじん切りにすることの時短効率
時短効率50%以上(20分以上の時短)
※編集部独自の見解です。
水を入れて炒める
大さじ1杯程度の水を入れながら炒めることで、炒め煮・炒め蒸しの状態になり、全体的に日が通りやすくなります。水が蒸発しそうになったら再度水を入れ、焦げに注意しながら飴色になるまで炒めましょう。
水を入れることで、約20分で炒めも終わるまで時間を短くすることができます。つまり、この方法も50%程度の時短が目指せることになります。
水を入れることの時短効率
時短効率50%程度(20分程度の時短)
※編集部独自の見解です。
飴色玉ねぎの時短調理に役立つグッズ
飴色玉ねぎの時短調理では、以下の道具・グッズがあると、より効率的に調理することができます。
- オニオンスライサー…簡単に手早く玉ねぎをスライス可能。涙も出にくい
- みじん切り機…みじん切りが本当に簡単に手早くできる。涙もでにくい
- コーティングタイプのフライパン…焦げつきにくいので炒めやすく、火力を少し強めてもOK
- フリーザーバック…空気を抜きながら密封することで、鮮度を保てる。真空保存袋でも可
- オートクッカー…飴色玉ねぎも自動で作れる。時間は短くならないが、調理中に他のことができるので、結果的に時短になる
飴色玉ねぎの保存期間と保存方法
飴色玉ねぎは、ストックしておくと自炊するときに便利です。上記で紹介したように洋食で使うイメージが強いですが、和食・中華でも使えます。入れるだけで美味しくなるので、料理の時短にもなります。
冷蔵で3日〜4日程度、冷凍で2週間程度が美味しく食べられる目安になります。保存するときは、冷凍保存袋・ラップなどを使って、できるだけ空気を抜いた状態で保存するようにしてください。
まとめ:飴色玉ねぎは美味しさ倍増の魔法のペースト。時短調理も可能です
飴色玉ねぎは、自炊でも本格料理が目指せる便利なペーストです。時短調理で作ってストックしておくと、こだわり料理を時短で作ることができるようになります。冷凍すれば2週間くらいは美味しく食べられるので、ぜひ作ってみてください。
まとめのまとめ
- 飴色玉ねぎは風味・香り・コク・旨味をプラスできるペースト
- じっくり丁寧に作るとより美味しくなるが、焦げつきやすいし時間がかかる
- 電子レンジ・冷凍・みじん切り・水を使う時短方法がおすすめ
- 冷凍保存でストックしておくと自炊のときに便利で料理の時短にも使える
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